産婦人科

診療科の特色

 当センターの産婦人科は、周産期医療・婦人科腫瘍・生殖医療・女性医学(女性ヘルスケア)の4つの領域を中心に、女性のすべてのライフステージに寄り添う医療の提供を目指しています。

 特に周産期医療に関しては、2022年(令和4年)6月から分娩受け入れを再開し、助産師をはじめとする多職種スタッフと協力しながら、安心して新しい命を迎えていただける体制を整えています。また、産婦人科救急にも迅速に対応し、地域の救急医療を支える役割を果たしています。

 地域の基幹病院として、小児科、麻酔科をはじめとした各診療科や手術室などの院内各部署と緊密に連携し、必要に応じて高次医療機関とも協力しながら、安全で質の高い医療の提供に努めています。

診療内容

産科

妊婦健診、妊娠35週以降の周産期管理、母親学級、助産師外来、産後ケア

  • 分娩制限は設けておらず、里帰り分娩も積極的に受け入れています。なお里帰り分娩希望の方は、妊娠34週までに当院へお越しください。
  • 分娩方法は自然分娩を基本としております。無痛分娩は行っておりません。
婦人科

卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、悪性腫瘍(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなど)、子宮頸がんワクチン、子宮がん検診(契約している市町村の方のみ)

  • 良性腫瘍(卵巣のう腫・子宮筋腫・子宮腺筋症など)に対しては、低侵襲手術である腹腔鏡下手術を積極的に行っています。
生殖医療

一般不妊治療(タイミング法、必要に応じて排卵誘発剤も併用可)、不妊相談

  • スクリーニング検査として、ホルモン検査や子宮卵管造影検査、配偶者の精液検査も行っています。
女性ヘルスケア

月経異常(月経周期異常、月経困難症、PMSなど)、性感染症、更年期障害、骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤など)

  • 骨盤臓器脱に対しては、保存的治療のみならず、外科治療も状況に応じて行っています。
救急疾患

産科合併症、異所性妊娠、卵巣のう腫茎捻転・破裂、卵巣出血

医師紹介

かや りゅうすけ
嘉屋 隆介

役職

部長

卒業年

平成18年

資格
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医・指導医
  • 日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医
  • 母体保護法指定医

おくむら ゆきこ
奥村 侑子

役職

医長

卒業年

平成30年

しろた やすひろ
代田 泰大

役職

医員

卒業年

令和3年

くぼ たくろう
久保 卓郎

役職

非常勤医師

東京慈恵会医科大学医師

役職

非常勤医師

和歌山県立医科大学医師

役職

非常勤医師

診療実績(2024年度)

外来患者数入院患者数
9,1311,677
分娩件数163
帝王切開数(率)37(23%)
予定帝王切開20
緊急帝王切開17

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

スクロールできます
手術名称患者数
帝王切開術37
子宮鏡下内膜ポリープ切除術14
子宮内容除去術(流産手術)12
子宮内膜掻爬術12
子宮頸部円錐切除術9
腹腔鏡下子宮全摘出術9