腎臓内科

診療科の特色

 糖尿病、高血圧などに合併する慢性腎臓病から急激に腎機能障害が進行する急性腎不全や急速進行性糸球体腎炎など、あらゆる腎疾患に対応して検査、加療を行っています。持続性の蛋白尿があれば腎生検の適応を評価し、当科にて腎生検を行っています。

 腎不全末期では血液浄化療法の適応を判断し、血液透析を希望された患者さんには当科にて透析用シャント設置術を施行、腹膜透析を希望された患者さんには当院消化器外科の応援を得て腹膜灌流用カテーテル留置術を行います。また最近では透析導入前に生体腎移植を行うことが可能となっており、ご相談いただければ当該施設への紹介も行っています。

 透析導入の際は基本的にクリニカルパスを使用し、担当の看護師を割り当てて、10日間の入院で透析に関する一般的な知識や注意点を学んでいただきます。透析のシャントトラブルに対し、地域医療連携室を通して他院で透析を行っている患者さんの予約を受け、シャントPTAやシャント再建術などを行っています。

※初診は、地域医療連携室を介した「紹介予約制」です。

診療内容

当科で実施している手術

  • 内シャント設置術(自己血管、人工血管)
  • 血栓除去術
  • 感染人工血管抜去術
  • 長期留置型透析用カテーテル挿入術
  • シャントPTA(percutaneous transluminal angioplasty:経皮的血管形成術)
  • 腹膜灌流用カテーテル留置術

シャントPTA及び手術件数は、県下でもトップクラスの実績を誇ります。
新規の血液透析導入患者さんに対する内シャント設置術は、外来での日帰り手術も行っています。

医師紹介

たつた こういち
龍田 浩一

役職

副院長・部長

卒業年

平成15年

資格
  • 日本透析医学会透析専門医
  • 日本透析学会指導医
  • 日本透析医学会認定医
  • 和歌山県地域災害医療コーディネーター

しのさき ひろみつ
篠﨑 宏光

役職

医長

卒業年

平成29年

資格

日本内科学会専門医

かじかわ みちは
鍛治川 順葉

役職

医員

卒業年

令和3年

診療実績(2023年度)

外来患者数入院患者数
12,2783,188

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

スクロールできます
手術名称患者数
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純)27
経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施)5
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)3
内視鏡的消化管止血術2
ペースメーカー移植術(経静脈電極)1