光学診療部

診療科の特色

  • スタッフは、内科医師、外科医師、看護師、補助員です。胃、大腸、胆管胆嚢、すい臓などの内視鏡で検査や治療を行っています。
  • 日本消化器内視鏡学会の指導連携施設に認定されています。
  • 病気を見つけ、治療の方法を判断し、内視鏡で治療が可能と判断したら積極的に内視鏡治療を行います。

診療内容

 治療は、胃や大腸では、粘膜切除術(EMR)、粘膜下層剥離術(ESD)が主です。腺腫、がんなどを内視鏡で切除しています。また、勝浦の木下医院の木下雄一先生に来ていただき、ほとんど毎週粘膜下層剥離術(ESD)の治療を行っています。

 また進行がんによる消化管や胆管の狭窄に対しては、ステントという金属でできた網状のパイプを内視鏡を利用して挿入し、通過障害を改善させています。

 胃瘻の造設や食道静脈瘤の治療なども内視鏡を利用して行っています。

 胆膵では、胆管結石の摘出、胆汁、膵液のドレナージ、などを行っています。

 内視鏡は最新機器を常備しています。ハイビジョン内視鏡はもちろん、拡大内視鏡、経鼻内視鏡、エコー内視鏡を常備しています。
眠って内視鏡検査を受けたい方には、鎮静剤の注射を行い軽い睡眠状態で検査を行っています。

 今までは開腹手術でしかできなかったことが、最近では内視鏡による治療が可能となってきています。合併症が皆無ではないですが、手術に比べて体の負担が軽く術後の回復も早くなっています。高齢者は他の疾患を多く合併しており、できるだけ体に負担のかからない治療を行うことは非常に重要なことだと思われます。

 これからも、スタッフ全員が一丸となって皆さまの検査、治療を行わせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

診療実績(2022年度)

内視鏡実績

上部消化管内視鏡1,030
下部消化管内視鏡634
気管支鏡0
胆膵内視鏡108
カプセル内視鏡(小腸)0

治療内視鏡

消化管止血術46
ポリープ切除術185
粘膜下層剥離術13
静脈瘤治療10
胆管系治療100
消化管ステント留置術11
胃ろう造設術5
胃ろう交換32
消化管拡張術2
異物除去術3
イレウス管挿入44
結腸軸捻転解除術2