眼科

診療科の特色

 当科は、南紀地域の中で、中核施設としての役目を担い、検査機器および検査能力と診断・治療を充実させています。

 H.31年より和歌山県立医科大学の教員(くろしお寄付講座)が当センターの眼科診療にたずさわっており、南紀地域での白内障、糖尿病網膜症などの疾患の発症状況などの基礎データを得ることで南紀地域における眼疾患の疫学的検討をおこなうことで地域医療に貢献するように努めています。
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 また、現在高齢化を迎えていく中で、白内障、緑内障などの老化に伴って疾病率の増加する疾患の診断・治療には習熟した医師が担当し診療体制を整えています。

 糖尿病、高血圧、動脈硬化などの全身疾患からの眼合併症に対しては、内科、循環器科を中心として他科との密な連携をし、また検診による眼底検査も行い眼科疾病の早期発見、早期治療に尽力しています。

 後述する「主な疾患」にあげた疾患に対して、患者さんにとってベストの治療法を選択し提供しております。

 手術に関しては、最新の機器を使用して白内障手術をメインとしてますが 眼瞼手術、硝子体注射(黄斑変性、黄斑浮腫に対して)、レーザー加療なども積極的に行っています。

 ただ、視神経炎などの内科的加療や網膜剥離、硝子体出血などの硝子体手術が必要な場合は、当センターには機器がないことなどもあり 県下の眼科医師常勤の病院あるいはご希望の病院へ紹介しております。

診療内容

主な対象疾患

  • 角結膜疾患:角膜炎、角膜潰瘍、角膜変性、円錐角膜、結膜炎、流行性角結膜炎など
  • 水晶体関連疾患:白内障、水晶体脱臼、後発白内障
  • 緑内障関連疾患:原発緑内障、続発緑内障、高眼圧症
  • ぶどう膜疾患:虹彩炎、毛様体炎、ぶどう膜炎、脈絡膜欠損など
  • 網膜硝子体疾患:糖尿病網膜症、網膜剥離、網膜動・静脈閉塞症、網膜動脈瘤、硝子体出血、加齢黄斑変性症、網膜色素変性症、黄斑円孔、黄斑上膜、中心性網脈絡膜症など

主な検査

  • 視力・眼圧・精密細隙灯顕微鏡
  • 精密眼底、精密視野(動的・静的)
  • 両眼視機能
  • 複像
  • 超音波画像診断装置、広角眼底検査を使用した眼底血管撮影、光干渉断層検査など

医師紹介

たなか さいいち
田中 才一

役職

部長(和歌山県立医科大学くろしお基部講座)

卒業年

平成5年

資格
  • 日本眼科学会専門医
  • 日本医師会産業医
  • 視覚障害者補装具適合判定医師

和歌山県立医科大学医師

役職

非常勤医師

診療実績(2023年度)

外来患者数入院患者数
4,828128

診療科別主要手術別患者数等

スクロールできます
手術名称患者数
水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)93
水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない)2